全般性不安障害の小学校教員の連絡帳

全般性不安障害と診断されてから1年。小学校教員(2年目)の愚痴や悩みなどをつぶやきます。

初任者が死にそうな件

 同じ初任者の女性教員Hさんが死にそうだ。彼女は学期末になると,いつも死にそうになっている。明日が修了式というのに,今日もテストやプリントの採点に追われ,疲れすぎてボーっとしていた。ここまでまずい状態になっているとは気づかなかった。この子と私では大きな違いがある。良くも悪くも。

 私はコミュニケーションが本当に苦手だ。母への憎しみなどから,年上の女性・上下関係にある女性とは上手く関係を作れない。学年主任のベテラン女性教員とは何度も衝突してきた。他のおばさん先生からも攻撃される始末である。人間関係を築くのが本当に苦手というか,苦痛だ。

 

 その点,Hさんはコミュニケーションが非常に上手だ。色々な職員(栄養士や養護教諭)とも雑談しているし,男性職員からもかわいがられている。正反対の初任者2人といったところだろう。

 

 ただ,そんな私でも,少し自信があるところがある。それが事務仕事だ。年度末は事務処理が本当に多い。通知表の作成や指導要録の作成など,山ほどある。私は,何だかんだでそれらの壁を乗り越えられた。はっきり決まりがあり,その大枠に沿って行う仕事なら得意なのだなと気づいた。誰も褒めてくれないが,この3学期の事務処理のスピードは,経験年数が上のずぼらな先生よりも速かったと思う。

 

 ただHさんは,事務処理などがとても遅い。今日なども「やることが多すぎて頭が働かない」と話していた。正直,「この人ポンコツだな」と思ってしまった。だが,彼女は2年目の教員として初任者研修で発表をするそうだ。自分はこういうのは無理だと分かっているものの,声すらかけられなかったのは少し悲しかった。

 

 自慢になってしまうのだが,大学時代は成績優秀だった。毎回授業を真剣に受け,レポートも高く評価してもらった。サークルにも入らず友達も一人しかいなかったが。教員になってもそれなりに評価してもらえると思ったが,全然認められないなと感じる。職場で重要なのは頭の良さよりも,コミュニケーション力なのだと気づかされた。